スコアの仕組み知らなかった…
どうも!
ゴルフコンサルタントの翔です!
ゴルフのスコアには
アルバトロスやバーディ、
ボギーなどの用語がありますが、
この意味や語源をあなたは知っていますか?
意外と知らない方も多いと思います。
知らないと、
同伴競技者に知識自慢されてイライラしたり、
自分の中でパーや、ボギーを意識しすぎて
スコアが乱れます。
ここで仕組みや歴史を学ぶことで
心構えやプレーに繋がってくるので
しっかり理解しておきましょう!
実際に僕は最初、
同伴競技者に知識自慢されると
イライラして心が乱れ、
スイングに悪影響が出ていました。
しかし、この知識を知ることで
ただ知った満足感だけでなく、
プレー中のメンタルに大きな好影響を
もたらしてくれました。
それではまず、
アルバトロス(Albatross)から
説明していきます。
アルバトロスとは
主に南太平洋に生息する
アホウドリ科の総称で、
白い大型の海鳥のことです。
また、アルバトロスの意味は
パー5で2打でカップインすることです。
これはパー3のホール・インワンとは違い
確率は遥かに低く、また、
人並みはずれた飛距離が
なければなりません。
アルバトロスという鳥が
ゴルフ用語になったのは、
アルバトロスが並外れた飛翔力を持ち、
遠洋の船旅を象徴する鳥だからです。
どうですか?
初耳なんじゃないですか?
こういう豆知識って面白いですよね。
続いてバーディー(Birdie)です。
バーディーとは
そのホールのパーより
1打少ない打数で
あがることをいいます。
バーディーは美しく飛び出して
ピン側に舞い降りる、
鳥(Bird)のようなショットから
こう呼ばれています。
バーディ誕生のゆらいは、
ニューヨーク近郊にある
ウィングドフットゴルフコースを設計した
名匠A・Wティリンガーストという方が、
あるコースのパー5を2打でのせた時、
同伴競技者が「ライク・ア・バーディー」
と叫んだ事にあるといわれています。
次にパーです。
パーとは熟練のプレーヤーが
グリーン上を2パットで終えると想定して、
1打目で届くホールをパー3、
1打では届かないが
2打目なら届くホールをパー4、
それよりも長いホールをパー5
というように決めた
基準打数のことです。
このことは普通に答えられても、
用語として運命のいたずらに翻弄された
歴史はあまり知られていません。
今では普通に使っている『パー』という用語は、
本場のイギリスとスコットランドでは長い間、
使われていませんでした。
『パー』はアメリカ生まれの用語なのです。
ゴルフ発祥の地、スコットランドでは
慣習で各ホールの基準値として
ボギーという言葉を使っていました。
20世紀になり、アメリカでは、
新発明の飛ぶボールの影響で
ゴルファーのスコアが急激に
良くなっていきました。
新しい基準打数が必要になって
『パー』が生まれたのです。
1908年、
アメリカでは全米ゴルフ協会が
単独で『パー』は基準打数であると
発表しました。
その直後、アメリカに遠征に来ていた
イギリスの選手が5打で終えた440ヤードで
パー4のホールのスコアを確認したところ
「ボギー」と答えたのです。
あまりゴルフを知らなかった記者が
パー4のホールで1打多いことを
本場ではボギーというのだと
勘違いして記事を書きました。
これが世界中に誤って広まり、
『パー』はますます浸透していくことに
なりました。
それから90年後の1998年。
世界最古のオープン競技である
全英オープンで、史上初めて
「開催コースはパー70である」と
発表がありました。
スコットランドでも
『パー』が認められたと
話題になりました。
『パー』の歴史を振り返って、
ちゃんと知ってみると、
そんなものなのか、
と思えるようになります。
1つの基準に過ぎず、
パーという言葉にとらわれて
楽しくゴルフができなくなってしまうのは
バカバカしいことです。
目の前のストローク
(ボールを正しく、
打つ意思を持ってクラブを振る動作のこと)
はゴルファーにとって全て等価です。
それが何打目だからと、
重くなったり、
軽くなったりもしないのです。
この知識を持って
ラウンドしている時のことを
イメージしてみてください。
ここまで読んだあなたは
今までより
うんと心穏やかに
まわれるようになります。
今回の記事はここで終わりです。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!!